実際に取引を始めると「スリッページ」というものも把握しておかないといけません。
スリッページとは何なのか?いつ発生するのか?を説明していきます。
この記事の目次
スリッページとは?
スリッページとは、取引における「注文価格と約定価格の差」のことになります。
スプレッドと似ているように感じるかもしれませんがスプレッドは「買値と売値の差」ですのでスリッページとは異なります。
例えば、米ドル円(USD/JPY)を取引画面を見て112.100円の時に買い注文をしたが、実際に約定したのが112.125円だったとすると2.5銭(2.5pips)のスリッページが発生したという意味になります。
スリッページはなぜおこる??
前述の通りスリッページが2.5銭発生した場合、1万通貨の取引で250円の損失、10万通貨の取引で2500円の損失となります。それが10回発生すると、10倍の損失となるのでトレーダーの損益に大きな影響を与えてきます。
スリッページが発生する主な要因はFX会社のシステム力が深く関係しています。注文を確実に約定するシステム力・約定力がスリッページが起こる原因となります。
取引の構造上、スリッページが100%発生しない口座はほとんどありません。